『はかりきれない世界の単位』

『はかりきれない世界の単位』(米澤敬・著，日下明・イラスト)

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今、こういうものがとても気になる。

様々な暮らしの営みの中から生まれてきた

考えること、

わかろうとすること、

伝えて共有しようとすることの

種のようなもの。

「日光のなかに浮遊する塵の量」を表す単位、

「猫がひと跳びする距離」を表す単位、

「現実と非現実の境界の薄さ」を表す単位、

そんな単位を考えた人たちがいると考えただけでも

心がざわめき立ってくる。